慢性腎不全

概念

不可逆性腎機能低下→体液恒常性維持不能

病態

代謝性アシドーシス

原因

慢性糸球体腎炎が最多、糖尿病性腎症の進行

各期の症状

�T期

腎予備力減少期

→臨床症状無し

�U期

代償性腎不全期

→尿濃縮能↓、多尿、貧血

�V期

非代償性腎不全期

→高窒素・K血症、低Ca・Na血症

�W期

尿毒症期

→腎機能なし、尿毒症出現

症状

GFR↓、クレアチニン↑、BUN↑、尿量↓

電解質異常

Ｋ・Ｐ・Ｍｇ↑、Ｎａ・Ｃａ↓

数年前より

蛋白尿、血尿

貧血

エリスロポイエチン生産障害による

赤血球産生低下

骨障害

ビタミンD活性化障害による

尿毒症症状

消化器：悪心、嘔吐、下痢、食欲不振

循環器：心不全、高血圧

呼吸器：呼吸困難、肺うっ血

脳神経・筋：頭痛、痙攣、意識障害

易感染、全身症状

食事療法

高カロリー

Na制限(7g/日)、蛋白質制限(0.6g/日)、K制限

薬物療法

浮腫→利尿剤

高血圧→降下剤

高K→イオン交換樹脂

貧血→エリスロポイエチン

低Ca→活性ビタミンD

透析療法

適応

対症療法で症状改善せず、日常生活困難

看護

不均衡症候群に対して

シャントの保護→感染、出血、閉塞