脳・神経チェックテスト／解答と解説　 （作成者：ともえさん）

1.         ×

自律神経系の最高中枢は間脳（視床下部）にある。

2.         ○

中脳は動眼神経・滑車神経の脳神経核があり、障害されるとが消失する。

3.         ×

受容体での刺激は脊髄の後根へ求心性に伝わり、前根から遠心性に運動器に伝えられる。これを脊髄反射という。

4.         ×

三叉神経は、舌の先２／３の知覚と咀嚼筋を、顔面神経は舌の先２／３の味覚と表情筋を、舌咽神経は１／３の味覚と知覚を、舌下神経は舌の運動を、つかさどる。

5.         ×

もやもや病は、４〜６歳の小児と３０歳代に多い。

6.         ○

一過性脳虚血発作はＴＩＡとよばれ、多くは数分、長くても２４時間以内に消失する。

7.         ×

グラスゴー・コーマ・スケールは観察項目を３つにわけて点数化したもので、15点が正常、　３点は最も重症（昏睡）である。

8.         ○

急性頭蓋内圧亢進では、頭痛、嘔吐、意識障害がある。

9.         ×

髄膜刺激症状には、項部硬直、ケルニッヒ徴候、ブルジンスキー徴候、羞明がある。

10.     ○

くも膜下出血の70〜80％は脳動脈瘤の破綻によるものである。

11.     ○

くも膜下出血の好発部位は、脳の栄養血管である椎骨動脈と内頚動脈からなるウィリス動脈輪である。

12.     ×

くも膜下出血の術後の合併症として、術後７〜14日には脳血管れん縮、術後10　　　　　日目以後の回復期には正常圧水頭症がみられる。

13.     ×

ＣＴ所見では、脳梗塞は黒色（低吸収域）に、脳出血は白色（高吸収域）にうつる。

14.     ×

脳血栓症はあらゆる年代の心疾患をもつ人に多く、ＴＩＡなどの前駆症状が少なく（発作は突発的）、再発性がある。

15.     ○

硬膜下血腫は、硬膜とくも膜の間にでき、頭蓋骨折とは関係のない場合が多い。

16.     ○

脳血管性痴呆は、人格は保たれていて、身体的愁訴が多く、感情失禁がある。進展は段階的、まだら痴呆で完全痴呆にならないことが多い。

17.     ×

ピック病（前頭葉側頭葉の萎縮）は、人格障害で始まり、欲望を抑制できず勝手な行動が見られる。進展すると記憶障害も見られ完全痴呆となる。

18.     ×

多発性硬化症は、視力障害、運動麻痺などの症状があらわれるが、脊髄障害はあるので膀胱直腸に障害はある。

19.     ×

多発性硬化症は、青年期以降の女性に多く、寛解と増悪を繰り返し、予後不良である。