1.        視神経乳頭：眼球は視神経で脳とつながっていて、眼底のほぼ中心に見えるほんのりと赤い視神経の出口のことです。

2.        正常でも乳頭の中心は少し陥凹していますが・・・
この陥凹が正常より大きいときに、視神経乳頭陥凹があるといわれます。それでも多くは生理的なものですが、強い近視・緑内障などにも併発します。頭痛や吐き気・目が見えにくいなど緑内障の症状が見られる時はすぐに眼科を受診してください。

3.        この陥凹は緑内障のときに大きくなります！
視神経乳頭陥凹を指摘されたということは、言い替えれば、緑内障の疑いがあということにもなります。

4.        緑内障とは・・・
眼球の中につまっている、房水という液体が増えすぎることによって、眼球が固くなり（これを眼圧が高いといいます）、視神経が弱り、発見が遅れると失明することもある怖い病気です。緑内障のほとんどは自覚症状のない病気です。なにも異常を感じないから大丈夫だろうと気軽に考えてはいけません。

5.        視神経乳頭陥凹といわれたら・・・
眼科専門医を受診して、視野、眼圧などの精密検査を受けましょう。